大久保のヒノキ(国の天然記念物)〜秘境にたたずむ樹齢800年の大檜(ひのき) 〜
東西32m、南北30mに枝を伸ばした樹齢800年の巨樹です。高さは32mに及び、日本一の大檜(ひのき)と呼ばれています。更に着目すべきはその形状。樹幹に無数の枝幹が絡みつくようにそびえている様はなんともいえず神秘的で、畏敬の念を抱かずにはいられません。
名称 | 大久保のヒノキ |
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住所 | 宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良816 |
お問合せ | 椎葉村観光協会 TEL: 0982-67-3139 |
アクセス | 椎葉村役場より車で25分 |
大久保のヒノキ、どこがすごい?
国指定天然記念物
ヒノキは我が国固有の針葉樹です。中でも大久保のヒノキは日本有数の巨樹であり、樹高で全国1位、幹周においても3位を記録しています。このことから学術的価値が非常に高いと判断され、1994年に国の天然記念物に指定されました。
参考:国指定文化財等データベース 詳細解説文
面妖さすら感じる躍動的な外形
ヒノキ、というと「手入れされ、まっすぐに上に伸びている綺麗な樹木」とイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし大久保のヒノキは違います。
東西32m、南北30mに大きく枝を広げ、「綺麗」よりも「荒々しい」の方がそぐうような迫力が感じられます。また高さ数mの地点で分かれた無数の枝は途中でグネリと曲がり、天を突き刺すように上に伸びています。神秘的とも面妖ともいえるような躍動感のあるヒノキをぜひご覧ください。
数値データ
推定樹齢800年
樹高32m
幹周9.3m
生えている場所の地理的特徴:標高700mの山肌
備考:
現在ヒノキの多くは植林であり、その多くは樹齢40〜60年で伐採されるようです。このことからも樹齢800年のヒノキというのはかなり希少な存在といえそうです。
近くの見所
大久保のヒノキだけでなく、八村杉(国指定天然記念物)や十根川集落(国の重要伝統的建造物群保存地区)、十根川神社(縁結びの神様)もがこの地区に集中しており、野外博物館の様相を示しています。大久保のヒノキから国道265号線に戻る道を、車で10分程度走ると到着です。
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