八村杉(国の天然記念物)〜15階建ビルよりも高くそびえ立つスギ〜

十根川神社の境内にある巨木で、樹高54.4m、根回り19m、目通り幹回り13.3mとされています(1935年時点)。国の代表的な巨樹として早いうちから評価されており、1935年に国の天然記念物に指定されました。

名称 八村杉
住所 宮崎県東臼杵郡椎葉村十根川地区
お問合せ 椎葉村観光協会 TEL: 0982-67-3139
アクセス 椎葉村役場より車で20分

 

八村杉、どこがすごい?

国指定天然記念物

八村杉は樹高が高いだけでなく、枝下(一番下の枝から根元までの長さ)が27mと非常に長いことが特徴です。幹がまっすぐ天に向かって伸びる整然とした美しさから、スギの巨樹の代表例に値すると評価されました。

参考:国指定文化財等データベース

 

 

 

 

15階建ビルをも超える巨木

八村杉は樹高54.4m、根回り19m、目通り幹回り13.3mもの巨木で、九州で一番高いスギだと考えられています。

☆比較!54mってどのくらい?
・ビルだと…17~18階建くらい
・有名施設だと…渋谷の109くらい(約50m)
・アニメだと…ベルトルトの超大型巨人くらい(約60m)

 

村の魅力を集めた野外博物館の一部

八村杉だけでなく、十根川神社(縁結びの神様)、十根川集落(国の重要伝統的建造物群保存地区)、更には大久保のヒノキ(国の天然記念物)までもがこの地区に集中しており、野外博物館の様相を示しています。十根川神社や十根川集落は徒歩圏内に、大久保のヒノキは車で10分程度の位置にございます。

十根川集落では村の暮らし体験もできる

 

 

平家落人伝説との関連

壇ノ浦の戦いの後、平家の残党討伐を命じられた那須与一に代わって軍を率いていた弟の那須大八郎は、風の噂をたよりに椎葉村を訪れました。討伐にあたって源氏方は十根川周辺に陣を敷いたと言われており、このスギは那須大八郎が元久年間に植えたスギだと言い伝えられています。

関連:平家落人伝説