茅輪神事は、スサノヲノ命の故事に習い、祓芦(はらえよし)を持って、三度、茅の輪をくぐり、茅(ち・ちがや)の働きによって無病息災・諸難消除・健康長寿を御護り戴く夏の神事です。
昨年の茅輪神事の製作の様子です。
茅輪御守・祓芦の由来
神代、武塔神(スサノヲノ命)が旅の途中、土民の兄弟である蘇民将来と巨旦将来の二人に宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦将来は邪険に断ったが、貧しい兄の蘇民将来は快くお泊めし親切にもてなしました。
命は「蘇民将来の子孫と言い、腰に茅の輪をつけておれば疫病を防げるであろう」と教えられました。
その後、大疫病が起こったが、蘇民将来の村のみは難を逃れたといい、茅輪神事・祓え芦の起源になっています。