12月 11日(土)~12日(日)で行われる椎葉神楽です。
上椎葉神楽 神楽宿/椎葉裕行宅 代表者/椎葉信紘氏 19時~翌日7時
尾前神楽 神楽宿/尾前神社 代表者/尾前秀久氏 19時~翌日10時
大薮神楽 神楽宿/大藪集会センター 代表者/高松今朝光氏 19時~翌日9時
12月12日(日)に昼神楽として行われる椎葉神楽です。
木浦神楽 神楽宿/地当神社 代表者/那須義美氏 10時~昼神楽
仲塔神楽 神楽宿/仲塔集会センター 代表者/黒木守氏 9時~14時 昼神楽
※地区によっては、日程の変更もありますので、事前に確認をお願いします。
お問い合わせ先:椎葉民俗芸能博物館 TEL 0982-68-7033 FAX 0982-68-7031
※夜神楽見学のエチケット
・神楽は、集落の神聖な例祭です。地元のお祭りに参加する気持ちを持ちましょう。
・地元では、一人あたりお祭りに供物(焼酎2~3升程度)かお祝い(3~5千円程度)を持っていく習わしになっています。
・ビデオや写真の撮影は、他の方の迷惑になることもありますので、事前に保存会・神楽宿の了解を得るようにしてください。
・10名以上の団体の方は、事前に保存会に連絡をし、許可を得てから見学してください。
■ 国指定重要無形民俗文化財(平成3年2月21日)
椎葉神楽(しいばかぐら)
毎年11月中旬から12月下旬にかけて行われる夜神楽。村内26地区で保存伝承されており、各地区人が総出で神楽を舞っています。神楽は、椎葉の村人にとって一年を締めくくる祭りであり、地元では「冬まつり」「年まつり」とも呼んでいます。
神楽を舞う場所は本来民家で、神楽宿と称しています。また、神楽の舞所となる御神屋(みこうや)を設け、正面に神霊を迎える高天原(たかまがはら)を立て、周囲には注連やえりものなどの飾り付けをして神楽を舞います。
演目は、33番とよく言われていますが、必ずしも一定したものではなく、20数番から40番近くまでと様々です。
神楽の特色としては、この村で今も続けられている狩猟や焼畑耕作の要素を色濃く伝えており、山の生活を表しています。猪や鹿の奉納があったり、アワや大豆などの雑穀を用いる神楽が実に多く見られます。
また唱教(しょうぎょう)と呼ばれる唱え言も貴重なもので、神楽や採物の謂われを語ります。この唱教のなかには、平安後期に歌われた歌謡も含まれています。
各地区によって舞いも衣装も太鼓のリズムも多種多様で、舞いの一つ一つが昔のままの態様を残していることから平成3年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
椎葉厳島神社から椎葉裕行宅へ出発する上椎葉神楽保存会と子供神楽のメンバーです。