椎葉厳島神社〜源氏の武将が平家のために建てた社〜
水の神様とされる市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)※を祀る神社です。平家の姫を愛した源氏の武将・那須大八郎が、椎葉山中での平家一族の暮らしを哀れんで建立したとされています。社殿は小高い丘に位置し、村の中心部を一望することができます。
※市杵島姫命は平家尊々の安芸の宮島、厳島神社の守護神とされている
名称 | 椎葉厳島神社 |
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住所 | 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1822 |
お問合せ | 椎葉村観光協会 TEL: 0982-67-3139 |
アクセス | 国道265号線沿い |
源氏の武将が平家を想って建立?
【椎葉山根元記に残る言い伝え】
① 平清盛の末裔・鶴富姫を含む平家残党は、壇ノ浦の戦いで敗れたのち椎葉の山中に隠れ住んでいた。
② 源氏の武将・那須大八郎(那須与一の弟)が平家討伐の命を受けて椎葉に到来する。
③ 実際に目にして、椎葉の平家残党には既に叛意がないと考えた大八郎は一門に赦免を与える。
④ 平家の山中での生活を深く哀れんだ那須大八郎はさらに、平家尊々の安芸の宮島、厳島神社の守護神を勧請し建立し、のちに鶴富姫と結ばれた。
詳細はこちら→→平家落人伝説
椎葉厳島神社、詳しく!
どんな神様?
水の神様とされる市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)を祀る神社。市杵島姫命は広島の厳島神社で祀られている宗像三女神の一人です。また弁財天と同一視されることから財富・芸事の神様としても祀られます。
源平おまもり〜敵味方の垣根を超えた愛〜
椎葉では「源氏の武将・那須大八郎と平家の姫・鶴富姫がこの地で縁を結ばれ、子を成した」と伝承されています。この言い伝えから生まれたのが『源平おまもり』で『良縁』『夫婦円満』『子宝安産』『健康』などの御神徳があります。
近場でオススメの観光地
【徒歩移動】
椎葉民芸芸能博物館(徒歩1分)、菓te-ri(徒歩3分)、鶴富屋敷(徒歩5分)
【車移動】
女神像公園(車6分)、十根川伝統的建造物群保存地区(車15分)、大イチョウ展望台(車29分)、
ルート例→→『日本の秘境に残る平家落人伝説を巡る(宮崎観光協会)』
自分でじっくり選びたい方はこちら→→観光地一覧、体験一覧
※備考:社殿の改修について
現在の社殿は、平成8年に氏子崇敬者により、本殿、幣殿、拝殿を改修し、社務所、手水舎、裏鳥居を新築、平成10年に参道を改修しました。表鳥居は、平成17年9月6日の土石流により喪失しましたので、平成20年6月に再建されました。